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rimraf とは
TypeScript などコンパイルが必要な環境で開発していると、ファイルを削除して再コンパイルした際に、消したはずのファイルが残り続けることがあります。
これを防ぐために、ビルド前に一度ディレクトリを削除したくなります。なので、Linux を使ったことのある人たちはこのように指定します。
{
"scripts": {
"clean": "rm -rf dist"
}
}
すると、ここで問題が発生します。
rm
コマンドは Linux と macOS では使えますが、Windows では使えません。
そこで、どの OS でも rm
と同じことができるように、rimraf を使うわけです。
使い方
インストール
npm に公開されているので、以下のコマンドでインストールできます。
開発環境でしか使わないので、--save-dev
または -D
オプションをつけて devDependencies へ入れましょう。
# npm
$ npm i --save-dev rimraf
# yarn
$ yarn add -D rimraf
# pnpm
$ pnpm i --save-dev rimraf
scripts に組み込む
以下のように scripts へ組み込んでください。
この例では、dist ディレクトリを削除するようにしています。
build へ npm run clean && tsc
のように付け加えてあげると完了です。
{
"scripts": {
"clean": "rimraf dist",
"build": "npm run clean && tsc"
}
}
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