AutoMod とは
AutoMod とは、昨年6月に追加された、Discord に標準搭載されている荒らし対策機能です。
多くの荒らし対策 Bot とは違い、メッセージが送信されてから削除するのではなく、メッセージの送信自体をブロックすることで、メンションスパム等でもメンバーに通知が行くことなく対処できます。
また、高度な正規表現も使用できるので、初心者から開発者まで幅広く便利に使用できる機能となっています。
この記事では、そんな AutoMod の設定方法と、設定例を紹介します。
AutoMod の設定方法
それでは、AutoMod の設定方法を解説します。
まず、サーバー名をクリックし、「サーバー設定」をクリックします。
コミュニティーサーバーの設定を有効にしていない場合、設定項目の一覧に「AutoMod」があるのでそれをクリックします。
コミュニティーサーバーが有効になっている場合、設定項目一覧には表示されません。「管理」カテゴリの中にある「安全設定」をクリックし、次に AutoMod の編集ボタンをクリックしてください。
このような AutoMod の編集画面が表示されたら完了です。
次の項目ではコピペできる設定例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ルールの設定例
ここでは、AutoMod のルールの設定例を紹介しています。
カスタムルールに関しては、コピーできるボタンを設置しているので、ぜひ活用してください。
メンバー
メンバーのプロフィール内の語句をブロック
メンバーのプロフィール内に不適切な単語があった時に、メンバーを隔離することができるルールです。
誹謗中傷するような名前や、不安をあおる名前、詐欺サイトに誘導しかねない名前を未然に防ぐことができます。
コンテンツ
メンションスパムをブロック
標準搭載されているルールです。
1メッセージでメンションできる数に制限をかけることができます。よっぽどメンションが飛び交うサーバーでない限り、3程度に設定しておくことをおすすめします。
「メンションレイド・プロテクション」も有効にしておきましょう。
スパム疑惑のあるコンテンツをブロック
こちらも標準搭載されているルールです。
おそらく、Discord が持っているスパムメッセージの例と類似したメッセージの送信を防いでくれるものです。
フラッグされることの多い語句をブロック
こちらも標準搭載されているルールです。
過度に卑猥な言葉・侮辱後、差別語・性行為を連想させる描写の3つのカテゴリをブロックすることができます。
Discord がアメリカ発のアプリということもあって、英語の単語は充実していますが、日本語はそこまで防ぎきれない印象です。
招待リンクをブロック
招待リンクの送信をブロックするルールです。
サーバー内に宣伝チャンネルなどを設けている場合は、設定項目③の「特定のロールまたはチャンネルを許可する」にチャンネルを追加しておきましょう。
TOKEN をブロック
TOKEN という、数字と英語の文字列の組み合わせの送信をブロックするルールです。
一時期、TOKEN を連投する荒らしによって無罪のサーバーが突如消される事件が発生したことがあったので、絶対に追加しておくことをおすすめします。
この TOKEN 事件に関しては、以下の記事を参照してください。
汚い表現をブロック
サーバーのコミュニケーションを阻害するようなメッセージの送信をブロックするルールです。
サーバーの雰囲気を良いものに保てるよう、必ず設定しておきましょう。
全体メンションをブロック
全体メンションを含むメッセージを防ぐルールです。
もちろん、ロールの設定で @everyone、@here を防ぐこともできますが、全体メンションを含むメッセージは荒らしである確率が高いのでブロックしておきましょう。
まとめ
以上、Discord の AutoMod の設定方法のいろはを紹介しました。
この記事がサーバー管理の参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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